販促担当のためのグーグルアナリティクス解説
《直帰率とは?》

2021年3月2日

グーグルアナリティクスのみならず、アクセス解析の重要な改善指標の一つと言える直帰率について解説します。


直帰率の概要と計算方法

直帰率とは、ランディングページ(入口ページ)でWebサイトより離脱した訪問率(セッション率)です。
例えば2回の訪問があり、そのうちの1回はランディングページで離脱した場合、
直帰率の計算は、以下のようになります。

1 (直帰した訪問数)÷2 (総訪問数)×100=50%

レポートの直帰率の見方

グーグルアナリティクスのレポートを確認する際、直帰率は回遊につながっていない集客元やランディングページを見つけるために確認します。
直帰率の判断基準として、だいたい40%以上の集客元やランディングページは改善できる可能性があります。
ただし、広告の場合は、直帰率60%くらいまでは許容範囲です。
広告で集客するとどうしてもターゲットではないユーザーの訪問が混じってしまい直帰率は悪化してしまいます。
また、直帰率の良い悪いを判断する際は、集客元×ランディングページの掛け合わせのデータでも分析しましょう。
直帰率が悪い原因の一つに集客元とランディングページの相性があります。
例えば、集客元A×ランディングページAの直帰率は60%あるが、集客元A×ランディングページBの組み合わせの時は直帰率40%という場合があります。
これは集客元AとランディングページAの相性がなにかしらの理由で悪いことが考えられます。

このように、例えば直帰率の悪いランディングページでも集客経路によって、問題がない場合もあるため、できるだけ集客元とセットで確認した方が良いです。

直帰率の改善

直帰率が悪い原因として多いのはユーザーニーズにランディングページがマッチしていないことです。
直帰率の改善において、一番、重要なことはユーザーの求めている情報がランディングページにあるか、または、ありそうという期待感を持てるかになります。
ユーザーニーズを仮説立てし、ランディングページの内容を色々とテストしていく手法が直帰率改善の王道になります。

また、以下のような原因も考えれます。
・体感的にページの読み込みスピードが遅い。
・売り売りのページになっていて、ユーザーから見て怖い。
・SSL化(https化)されていないため、ブラウザから警告が出ている。

直帰率を改善する際に気をつけた方が良いこと

改善するページを決める際には、直帰率だけではなく、訪問数も確認しましょう。
例えば以下のような分析結果があった場合、直帰率のみだけで判断するとb)の方から改善した方が良いとという事になりますが、セッション数を確認するとa)の直帰数は50に対して、b)は9になり、仮にb)の直帰率を50%にまで改善できても、増える訪問数は4です。対して、a)の直帰率を40%に改善できれば、訪問数は10増えます。
a)集客元A×ランディングページAは直帰率が50%、セッション数100
b)集客元A×ランディングページBは直帰率が90%、セッション数10


あとがき

アネモネでは、Webサイトの分析から具体的な改善まで可能です。
是非、お気軽にご相談ください。

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